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柴犬の特徴・性格・習性まとめ|飼う前に知っておきたい魅力と注意点

凛とした立ち姿、くるんと巻いたしっぽ、そして愛嬌たっぷりの表情
柴犬は、日本で最も多く飼育されている日本犬です。
日本犬保存会によると、国内で飼われている日本犬のうち約80%が柴犬とのこと。
さらに近年は海外でも「Shiba Inu」として大人気で、SNSでもよく見かけますよね。

でも、柴犬って実際どんな性格なの?飼いやすいの?
この記事では、柴犬の特徴・性格・習性から、飼う前に知っておきたい注意点まで詳しく解説します。

目次

柴犬ってどんな犬?基本情報

柴犬は、日本原産の犬種で、1936年に国の天然記念物に指定されています。
縄文時代の遺跡から柴犬の祖先と思われる犬の骨が出土しており、1万年以上前から日本人とともに暮らしてきたと考えられています。

もともとは山岳地帯で小動物や鳥を狩る「猟犬」として活躍していました。
そのため、機敏で運動能力が高く、警戒心も強いのが特徴です。

原産国日本
体高オス:38〜41cm / メス:35〜38cm
体重オス:9〜11kg / メス:7〜9kg
平均寿命12〜15歳
被毛ダブルコート(短毛)
天然記念物指定1936年(昭和11年)

ちなみに、柴犬は「小型犬」と「中型犬」どちらに分類されるか悩む方も多いですが、日本犬保存会では「小型犬」に分類されています。

ただし、ペットホテルやトリミングサロンでは施設によって扱いが異なることがあるので、事前に確認しておくと安心です。

柴犬の外見的特徴

柴犬といえば、キリッとした顔立ちと引き締まった体が魅力。
ここでは、柴犬ならではの外見的な特徴を紹介します。

くるんと巻いた「巻き尾」

柴犬の最大の特徴といえば、背中にくるんと巻いたしっぽ。
実は巻き方にも個性があり、左巻き・右巻き・二重巻きなど様々です。
中には巻かずにピンと立った「さし尾」の子もいます。

しっぽの巻き方で性格がわかる…というのは迷信ですが、それぞれの巻き方に個性が出るのも柴犬の魅力のひとつです。

ピンと立った「立ち耳」

柴犬の耳は、小さめで三角形の立ち耳。
前方にやや傾いているのが特徴で、この耳のおかげで表情豊かに見えます。

子犬の頃は耳が垂れていることもありますが、成長とともに自然と立ってくることがほとんどです。

毛色は4種類

柴犬の毛色は大きく分けて4種類あります。

  • 赤(茶色):最もポピュラーで、柴犬の約80%がこの毛色
  • 黒褐色(黒柴):黒ベースに眉のような「まろ眉」模様が特徴
  • 白(白柴):希少な毛色。JKCでは公認されていない
  • 胡麻:赤・白・黒が混ざった珍しい毛色

「裏白」と呼ばれる特徴的な模様

柴犬は顔の頬から首、胸、お腹、足の内側にかけて白い毛が入っています。
これは「裏白(うらじろ)」と呼ばれる日本犬特有の模様で、柴犬らしさを引き立てる大きなポイントです。

柴犬の性格・気質

柴犬は「忠犬」のイメージが強いですが、実際はどんな性格なのでしょうか?
代表的な性格の特徴を紹介します。

飼い主に忠実で愛情深い

柴犬は、一度信頼した相手にはとことん忠実。
飼い主や家族に対して深い愛情を示し、「この人!」と決めた人には一途です。

ただし、誰にでもフレンドリーというわけではなく、家族以外の人には素っ気ない態度をとることも。
この「ツンデレ」な一面も柴犬の魅力として人気があります。

自立心が強く、マイペース

柴犬は自立心が強く、べったり甘えてくるタイプではありません。
「構ってほしい時は寄ってくるけど、それ以外は一人で過ごしたい」
そんなマイペースな性格の子が多いです。

猫のような独立心を持っているため、「犬らしくない」と感じる飼い主さんもいるかもしれません。

警戒心が強い

もともと猟犬として活躍していた柴犬は、警戒心が強めです。
知らない人や犬に対して吠えたり、距離を置いたりすることがあります。

この性格は番犬としては優秀ですが、子犬のうちから様々な人や環境に慣れさせる「社会化」が大切です。

頑固な一面も

柴犬は賢い犬種ですが、その分「自分で考えて行動する」傾向があります。
納得しないと動かない、嫌なことは断固拒否…といった頑固さを見せることも。

しつけの際は、無理強いせず、信頼関係を築きながら根気よく向き合うことがポイントです。

オスとメスの性格の違い

柴犬を迎えるとき、「オスとメス、どっちがいいの?」と悩む方も多いはず。
一般的な傾向として、オスとメスには以下のような違いがあると言われています。

オスメス
体格やや大きめ・がっしり小柄・華奢
性格傾向やんちゃ・甘えん坊落ち着き・クール
縄張り意識強め比較的弱い
しつけ根気が必要なことも比較的入りやすい
飼い主との関係ストレートに甘えるツンデレ傾向

ただし、これはあくまで「傾向」です。
個体差が大きいので、実際に会ってみて相性を確かめるのが一番です。

ポイント

オス・メスどちらを選んでも、子犬のうちからしっかり社会化とトレーニングを行えば、素敵なパートナーになってくれます。性別よりも「この子と暮らしたい!」という直感を大切にしましょう。

柴犬特有の習性・行動

柴犬には、他の犬種にはあまり見られない独特の習性があります。
柴犬を飼う前に知っておくと、より深く理解できますよ。

「柴距離」という独特の距離感

柴犬好きの間でよく使われる言葉が「柴距離(しばきょり)」。
これは、柴犬が飼い主と保つ絶妙な距離感のことです。

べったりくっつくのではなく、少し離れた場所から飼い主を見守る。
でも、飼い主が動けばさりげなくついてくる。
この「近すぎず、遠すぎず」の距離感が柴犬らしさです。

「あれ、そっけないな…」と感じても大丈夫。
柴犬なりの愛情表現なので、そっと見守ってあげましょう。

換毛期の抜け毛がすごい

柴犬はダブルコート(二重構造の被毛)を持つ犬種です。
そのため、春と秋の換毛期には驚くほどの毛が抜けます。

「ブラッシングしたら、もう1匹分の毛が取れた」なんて話もあるほど。
換毛期は毎日のブラッシングが欠かせません。

換毛期の時期

春(3〜5月頃):冬毛から夏毛へ
秋(9〜11月頃):夏毛から冬毛へ
この時期は特に念入りなお手入れを心がけましょう。

表情が豊かで「柴ドリル」も人気

柴犬は表情がとても豊か。
笑っているような顔、困っているような顔、ドヤ顔…
見ているだけで癒される表情をたくさん見せてくれます。

また、SNSで人気なのが「柴ドリル」。
体をブルブルッと震わせたときに、顔がドリルのように回転して見える現象です。
シャンプー後や水遊びの後によく見られる、柴犬ならではの可愛いしぐさです。

きれい好きで自分の寝床を汚さない

柴犬は非常にきれい好きな犬種として知られています。
自分の寝床やテリトリーを汚すことを嫌がり、トイレのしつけが比較的入りやすいと言われています。

散歩中に排泄を済ませたがる子も多く、「家の中ではトイレをしない」という柴犬も珍しくありません。

「拒否柴」でお散歩ストライキ

柴犬のあるあるとして有名なのが「拒否柴(きょひしば)」。
お散歩中に突然座り込んで動かなくなる現象です。

「まだ帰りたくない」「この道は嫌だ」など、自分の意思をはっきり示す柴犬ならではの行動。
頑固な性格がよく表れていますね。

無理に引っ張らず、少し待ってあげたり、おやつで気を引いたりして対応しましょう。

柴犬を飼う上での注意点

柴犬は魅力的な犬種ですが、「飼いやすい」とは言い切れない面もあります。
お迎え前に知っておきたい注意点をまとめました。

しつけは根気強く、信頼関係が大切

柴犬は賢い反面、自立心が強く頑固な一面があります。
「自分が納得しないと従わない」タイプなので、力で押さえつけるしつけは逆効果になることも。

大切なのは、信頼関係を築きながら根気強く教えること。
子犬のうちから一貫したルールでトレーニングを行いましょう。

  • 叱るより褒めて伸ばす
  • 短時間のトレーニングを毎日続ける
  • 家族全員でルールを統一する

社会化は子犬期が勝負

警戒心の強い柴犬は、社会化が不十分だと「吠え癖」「噛み癖」「他の犬と仲良くできない」といった問題につながることがあります。

生後3〜12週頃の「社会化期」に、様々な人・犬・音・環境に触れさせておくことが大切です。

毎日の運動は必須

柴犬はもともと猟犬として活躍していた犬種。
運動量は比較的多めで、毎日の散歩は欠かせません。

運動量の目安

1日2回、各30分〜1時間程度の散歩が理想的。
散歩だけでなく、ボール遊びなどで発散させてあげるのも効果的です。

運動不足はストレスの原因になり、問題行動につながることもあるので注意しましょう。

抜け毛対策は覚悟が必要

先ほども触れましたが、柴犬の抜け毛は本当にすごいです。
換毛期はもちろん、普段から抜け毛は多めです。

やるべきこと

  • 毎日のブラッシング(換毛期は1日2回でも◎)
  • こまめな掃除機がけ
  • 洋服やソファのコロコロ常備

覚悟すべきこと

  • 黒い服は毛だらけになる
  • 部屋の隅に毛玉ができる
  • 空気清浄機がフル稼働

かかりやすい病気を知っておく

柴犬がかかりやすいとされる病気には以下のものがあります。

  • アレルギー性皮膚炎:皮膚トラブルが起きやすい
  • 膝蓋骨脱臼(パテラ):膝のお皿がずれる病気
  • 白内障:シニア期に多い目の病気
  • 認知症:高齢になると発症することも

定期的な健康診断で早期発見を心がけましょう。
ペット保険への加入も検討しておくと安心です。

柴犬に関するよくある質問

柴犬についてよく聞かれる質問をまとめました。

柴犬は初心者でも飼える?

飼えますが、簡単ではありません。自立心が強く頑固な面があるため、犬を飼った経験がない方には難しく感じることもあるかもしれません。しっかり勉強して、覚悟を持ってお迎えすることが大切です。

マンションでも飼える?

飼えます。柴犬は小型〜中型サイズなので、マンションでも飼育可能です。ただし、「ペット可」の物件か必ず確認しましょう。また、吠え癖がつかないよう、子犬期からのしつけが重要です。

柴犬と秋田犬の違いは?

最大の違いは「大きさ」です。柴犬は体高35〜41cm・体重7〜11kgの小型犬ですが、秋田犬は体高60〜70cm・体重30〜50kgの大型犬です。どちらも日本犬で見た目は似ていますが、サイズがまったく違います。

柴犬の価格相場は?

ペットショップやブリーダーで異なりますが、一般的には15〜30万円程度が相場です。毛色や血統によってはさらに高額になることもあります。

柴犬は暑さ・寒さに強い?

寒さには比較的強いですが、暑さは苦手です。ダブルコートの被毛は寒冷地向きのため、夏場はエアコンなどで温度管理をしてあげましょう。

豆柴と柴犬の違いは?

豆柴は、柴犬の中でも小さい個体を選んで繁殖させたものです。ただし、JKC(ジャパンケネルクラブ)や日本犬保存会では「豆柴」を正式な犬種として認めていません。「小さめの柴犬」という位置づけと考えるとよいでしょう。

まとめ

柴犬の特徴や性格、習性について詳しく紹介してきました。
最後に、この記事のポイントをおさらいしましょう。

  • 柴犬は日本原産の天然記念物で、日本犬の約80%を占める人気犬種
  • 外見は巻き尾・立ち耳が特徴で、毛色は赤・黒・白・胡麻の4種類
  • 性格は飼い主に忠実だが、自立心が強くマイペース
  • 「柴距離」「拒否柴」など独特の習性がある
  • 換毛期の抜け毛は覚悟が必要
  • しつけには根気と信頼関係が大切

柴犬は「飼いやすい犬種」とは言えませんが、信頼関係を築けば、これ以上ないパートナーになってくれます。

凛とした佇まい、ツンデレな性格、豊かな表情。
一度柴犬の魅力にハマると、もう抜け出せないかもしれません。

柴犬との暮らしを検討している方は、この記事を参考に、素敵な出会いを見つけてくださいね。

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