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コーギーの足が短いのはなぜ?牧畜犬としての歴史と遺伝子の秘密

コーギーといえば、あの短い足でちょこちょこ歩く姿がたまらなく可愛いですよね。でも「なぜコーギーの足はこんなに短いの?」と疑問に思ったことはありませんか?

実は、コーギーの短い足には牧畜犬としての歴史遺伝子の秘密が深く関わっているんです。今回は、その理由をわかりやすく解説していきます!

目次

コーギーの足が短い理由は「牛に蹴られないため」

コーギーはもともとイギリス・ウェールズ地方で牧畜犬として活躍していました。その仕事内容がポイントなんです。

コーギーの仕事は、牛のかかと(ヒール)を噛んで牛を誘導すること。このため「ヒーラー」とも呼ばれていました。牛のお腹の下を素早く駆け抜けながら、かかとを噛んで移動を促すという、なかなかアクロバティックな仕事です。

ここで問題になるのが牛の後ろ蹴り。体高が高いと牛に蹴られてしまう危険がありました。そこで、牛の攻撃をかわしやすい体高の低い個体が選ばれて繁殖されていったのです。

ポイント

コーギーの短い足は、牛のお腹の下に素早く潜り込み、蹴りを避けるための「生存戦略」だったんですね。低い重心のおかげで、素早い方向転換も得意です。

ちなみに、コーギーに断尾(尻尾を切る)の習慣があったのも同じ理由。長い尻尾のままでは牛に踏まれてしまう危険があったためです。

科学的な理由は「FGF4遺伝子」にあった

歴史的な背景はわかりましたが、そもそもどうやって足が短くなるのかという疑問が残りますよね。

これについては、2009年にアメリカの科学誌「サイエンス」に発表された研究で解明されました。研究チームが短足犬種95匹を含む835匹の犬の遺伝子を分析した結果、ある発見があったのです。

それが「FGF4遺伝子」の存在。

コーギーをはじめとする短足犬種は、この遺伝子を他の犬種より多く持っていることがわかりました。FGF4遺伝子が多いと、成長を促すタンパク質が過剰に生産され、成長期の早い段階で骨の伸長がストップしてしまうのです。

FGF4遺伝子とは

細胞増殖因子タンパク質の一種。この遺伝子変異により、足の骨が成長する前に骨化が起こり、短い足のまま成長が完了します。

つまり、コーギーの短い足は遺伝子レベルで決まっているということ。かつて牧畜の仕事に適した短足の個体を人間が選んで繁殖させ続けた結果、現在のコーギーが誕生したんですね。

短い足だけど、実は丈夫でパワフル!

「足が短い」というと弱そうなイメージがあるかもしれませんが、コーギーの足は太くて丈夫。見た目以上にがっしりしています。

低い重心と機敏さを活かして、コーギーは現代でもアジリティ競技などで活躍しています。牧畜犬時代に培われた俊敏性は、今でも健在というわけです。

まとめ

  • コーギーの足が短いのは、牛に蹴られないために改良された結果
  • 牛のかかとを噛んで誘導する「ヒーラー」として働いていた
  • 科学的にはFGF4遺伝子が短足の原因
  • 短い足でも太くて丈夫、機敏さは抜群

コーギーの短い足には、牧畜犬として働いてきた歴史と遺伝子の秘密が詰まっていました。あの可愛い短足は、厳しい仕事をこなすために進化してきた証なんですね。

短い足で一生懸命走るコーギーを見かけたら、その歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

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