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フレンチブルドッグの特徴・性格・習性まとめ|飼う前に知っておきたい魅力と注意点

大きな「コウモリ耳」にぺちゃっとつぶれた鼻、がっしりした筋肉質のボディ——フレンチブルドッグは、一度見たら忘れられない個性的なルックスで世界中から愛されている人気犬種です。

「フレブル」の愛称で親しまれ、2025年の人気犬種ランキングでも常にTOP10入りを果たしています。アメリカでは2022年に31年間首位だったラブラドール・レトリーバーを抜いて1位になったことでも話題になりました。

でも、フレンチブルドッグって実際どんな性格なの?飼いやすいの?この記事では、フレンチブルドッグの特徴・性格・習性から、飼う前に知っておきたい注意点まで詳しく解説します。

フレンチブルドッグを飼いたい方も、フレンチブルドッグについてもっと知りたい方も、ぜひ参考にしてください。

目次

フレンチブルドッグってどんな犬?基本情報

フレンチブルドッグはその名の通り、フランス原産の犬種です。19世紀後半、イギリスからフランスに渡った小型のブルドッグが、パグやテリアなどと交配されて誕生したと言われています。闘犬の血統から生まれながらも、愛玩犬として穏やかな性格と愛嬌のある姿に作り上げられ、パリの上流階級や芸術家たちの間で人気を博しました。

原産国フランス
体高約28〜33cm
体重8〜14kg
平均寿命10〜13歳
被毛ダブルコート(短毛・光沢あり)
グループ愛玩犬グループ(JKC第9グループ)

フレンチブルドッグの外見的特徴

体型・サイズ

フレンチブルドッグは体高約30cm前後、体重8〜14kgの中型犬に分類されます。コンパクトながらも筋肉質でがっしりした体格が特徴で、特に首から胸にかけてが太くたくましい印象です。

スクエア型の大きな頭に、ぺちゃっとつぶれた短い鼻(マズル)が特徴的。この「鼻ぺちゃ」な顔立ちは短頭種と呼ばれ、パグやボストンテリアなどと同じタイプです。尻尾は生まれつき短く、「スクリューテイル」と呼ばれるくるんと巻いた形をしている子が多いです。

毛色のバリエーション

フレンチブルドッグには、さまざまな毛色のバリエーションがあります。JKC(ジャパンケネルクラブ)で公認されている主な毛色は以下の4種類です。

  • ブリンドル:黒をベースに他の色の毛がまんべんなく混ざった毛色。虎毛とも呼ばれます
  • フォーン:小鹿のような明るいブラウン系。レッドからライトブラウン、カフェオレなど幅広い色合いがあります
  • クリーム:淡いベージュやホワイトに近い明るい毛色。人気が高く価格も高めの傾向があります
  • パイド:白地に1〜2色のはっきりした斑模様。個体によって模様の入り方が異なり、個性的な見た目が魅力です

顔立ち・表情

フレンチブルドッグ最大のチャームポイントは、なんといってもその愛嬌たっぷりの表情です。「バットイヤー(こうもり耳)」と呼ばれる大きく立った耳は、まるでコウモリが羽を広げたような形をしており、感情に合わせてピクピク動かす姿がなんとも可愛らしいですよね。

パッチリとした丸い大きな目は、喜怒哀楽がはっきりわかるほど表情豊か。褒められれば満面の笑顔を見せ、叱られればしょんぼりすねたり落ち込んだり、様々な顔を見せてくれます。顔にはシワが刻まれており、このシワも表情の変化を際立たせる愛らしいポイントです。

フレンチブルドッグの性格・気質

甘えん坊で飼い主大好き

フレンチブルドッグはとにかく甘えん坊です。人肌が大好きで、飼い主のそばにいることを何より喜びます。飼い主が座っていれば膝の上に乗ろうとし、歩けば後をついて回り、常に視界に入ってかまってもらおうとする姿は、まさに「永遠の仔犬」といった感じです。

その愛情深さゆえに寂しがり屋な一面もあり、長時間のお留守番は苦手な子が多いです。犬とクールに付き合いたい人には向かないかもしれませんが、「べったり一緒にいたい」という飼い主さんには最高のパートナーになってくれるでしょう。

穏やかで社交的

フレンチブルドッグは基本的に穏やかで社交的な性格です。どんな人や犬とも仲良くできるフレンドリーさを持ち、おおらかで忍耐強いので小さな子どもにしつこくかまわれてもめったに怒ることはないと言われています。

攻撃性が低いため、多頭飼いや他のペットとの同居も比較的うまくいきやすい犬種です。また、無駄吠えが少ないのも大きな特徴で、マンションなど集合住宅でも飼いやすいと言われています。

遊び好きで好奇心旺盛

見た目はおっとりしていますが、実は遊ぶことが大好きで好奇心旺盛な一面もあります。気に入った遊びがあると何度も「もう一回!」と要求してくる元気な姿は、見ているこちらも楽しくなるほど。目を輝かせて全身で「遊ぼう!」とアピールする姿を見れば、フレンチブルドッグを無視するのは難しいでしょう。

ただし、興奮しやすい一面も持っているので、クールダウンさせるしつけは早いうちからしておくことが大切です。

ちょっぴり頑固でマイペース

愛らしい見た目とは裏腹に、フレンチブルドッグは頑固でマイペースな性格も持ち合わせています。気分が乗らないと動かなかったり、自分の意思を押し通そうとしたり、マイペースな行動を見せることも。

とはいえ、物覚えは良い方でしつけも可能です。ただ、飽きっぽい一面もあるので長時間のトレーニングには向かないかもしれません。短い時間で楽しみながら、ワンちゃんのペースに合わせて進めるのがコツです。

オスとメスの性格の違い

フレンチブルドッグはオスとメスで大きな性格の違いはありませんが、一般的な傾向として以下のような違いがあると言われています。

オスメス
体格やや大きめでがっしりやや小柄で華奢な傾向
性格傾向甘えん坊でやんちゃ、子どもっぽい落ち着きがあり、マイペース
活発さ活発で運動好き比較的穏やか
しつけやや時間がかかることも比較的しつけしやすい傾向
ポイント

もちろん個体差が大きいので、これはあくまで傾向です。実際にブリーダーさんのもとで会って、その子自身の性格や相性を確かめるのが一番ですよ。

フレンチブルドッグ特有の習性・行動

いびき&おなら—愛嬌たっぷりの生活音

フレンチブルドッグを飼う上で覚悟しておきたいのが、「いびき」と「おなら」です。短頭種特有の鼻の構造から、寝ているときに盛大ないびきをかく子がとても多いんです。ガーガー、グーグーと人間顔負けの大きないびきに最初は驚くかもしれませんが、これもフレブルの愛嬌と思えば可愛く感じられるはず。

また、空気を飲み込みやすい体質のため、おならも多め。静かな部屋で突然「プッ」と音がして振り返ると、何食わぬ顔のフレブルが…なんてことも日常茶飯事です。

暑さ・寒さに弱い—温度管理は必須

フレンチブルドッグは短頭種のため、体温調節がとても苦手です。犬は通常「パンティング」という口を開けてハアハアする呼吸で熱を逃がしますが、鼻が短いフレブルはこれが上手にできません。そのため、夏場はエアコンを24時間つけっぱなしにするのが必須です。

また、短毛種でもあるため寒さにも弱く、冬場も適切な暖房管理が必要です。一年を通して室温管理には気を配る必要があり、「エアコン代がかかる犬種」とも言われています。

飼い主べったり—分離不安に注意

前述の通り、フレンチブルドッグは飼い主が大好きで常にそばにいたがります。この愛情深さは大きな魅力ですが、度が過ぎると「分離不安」につながることも。飼い主と離れることで極度のストレスを感じ、留守中に吠え続けたり、家具を壊したりする問題行動につながる場合があります。

子犬のうちから少しずつ一人でいる時間に慣れさせ、「飼い主がいなくても大丈夫」という安心感を育てることが大切です。

フレンチブルドッグを飼う上での注意点

しつけのポイント

フレンチブルドッグは見た目によらず賢く、しつけの習得スピードは比較的早い方です。ただし、興奮しやすい性質があるため、「オスワリ」「フセ」「マテ」などのクールダウンさせるコマンドは子犬のうちから必ず教えておきましょう

また、体は小さいですがとても力が強いので、散歩時の引っ張りや人への飛びつきも早めにしつけることが大切です。褒めて伸ばすのが基本ですが、飼い主の言動をよく観察するタイプなので、叱るときは大声より静かな口調で諭すように伝えると効果的と言われています。

運動量の目安

フレンチブルドッグは、実はあまり運動量を必要としない犬種です。骨格上、激しい運動や長時間の散歩は関節に負担がかかりやすく、また呼吸が苦しくなるリスクもあります。

運動量の目安

1日1〜2回、各15〜20分程度の散歩でOK。真夏の日中は避け、涼しい時間帯に行いましょう。

遊び好きな性格なので運動は必要ですが、こまめに休憩を入れながら愛犬の様子を見て調整してあげてください。特に夏場は熱中症のリスクが高いので、室内遊びを中心にするのも一つの方法です。

お手入れのポイント

短毛なので毛が絡まる心配はありませんが、ダブルコートのため換毛期(春・秋)には抜け毛が多くなります。皮膚の健康を保つためにも、毎日の軽いブラッシングがおすすめです。

また、顔のシワの間は汚れがたまりやすく、放置すると皮膚炎やニオイの原因になります。濡らした柔らかいタオルでこまめに拭いてあげましょう。フレンチブルドッグは皮脂腺が大きく脂っぽい体質のため、定期的なシャンプーも大切です。

かかりやすい病気

フレンチブルドッグは、その独特の体型や遺伝的な背景から、いくつかの病気にかかりやすいと言われています。定期的な健康診断と日頃の観察が大切です。

  • 短頭種気道症候群:鼻腔の狭さや軟口蓋の過長により呼吸が妨げられる病気。ゼーゼー、ガーガーという呼吸音やいびきが症状として現れます
  • 皮膚疾患:膿皮症やアレルギー性皮膚炎など。皮脂が多い体質のため、皮膚トラブルを起こしやすい傾向があります
  • 熱中症:体温調節が苦手なため、暑い季節は特に注意が必要。重症化すると命に関わることも
  • 椎間板ヘルニア:胴が短く脊椎に負担がかかりやすい体型のため、段差の昇り降りには注意が必要です
  • 外耳炎:皮脂が耳道内にたまりやすく、炎症を起こしやすい傾向があります
注意

フレンチブルドッグは航空会社によっては飛行機への搭乗が禁止されていることが多いです。短頭種は機内での熱中症リスクが高いためで、遠方への旅行を考えている方は事前に確認しておきましょう。

フレンチブルドッグに関するよくある質問

初心者でも飼える?

性格は穏やかで無駄吠えも少なく、運動量も多くないため、犬を初めて飼う方にも比較的向いている犬種です。ただし、温度管理や健康面での注意点が多いため、「手がかからない犬種」とは言えません。フレンチブルドッグ特有の体質をしっかり理解し、適切なケアができる方におすすめします。

マンションでも飼える?

無駄吠えが少なく、運動量もそれほど必要としないため、マンションでの飼育に向いている犬種です。ただし、いびきやおならの音は避けられないので、その点は家族の理解が必要かもしれませんね。また、夏場のエアコン代は覚悟しておきましょう。

抜け毛はどのくらい?

短毛ですがダブルコートなので、換毛期(春・秋)にはかなりの量の毛が抜けます。毎日のブラッシングと、こまめな掃除は必要です。長毛種に比べればお手入れは楽ですが、「短毛だから抜けない」と思っていると驚くかもしれません。

子どもがいる家庭でも大丈夫?

おおらかで忍耐強く、攻撃性が低いフレンチブルドッグは、子どものいる家庭でも飼いやすい犬種です。小さな子どもに手荒に扱われてもめったに怒らないと言われています。ただし、どんな犬種でも子どもと犬だけにせず、大人が見守ることは大切です。また、犬の扱い方を子どもにも教えてあげましょう。

医療費はどのくらいかかる?

フレンチブルドッグはかかりやすい病気が多い犬種のため、医療費は他の犬種より高くなる傾向があります。ある調査では、フレンチブルドッグの生涯費用は1頭あたり平均345万円(購入費含む)というデータも。ペット保険への加入を検討することをおすすめします。

まとめ

フレンチブルドッグの特徴や性格、習性について詳しく紹介してきました。最後に、この記事のポイントをおさらいしましょう。

  • 大きな「バットイヤー」と鼻ぺちゃ顔が特徴的なフランス原産の犬種
  • 甘えん坊で飼い主大好き、穏やかで社交的な性格
  • 無駄吠えが少なく、マンションでも飼いやすい
  • 暑さ・寒さに弱いため、年間を通じた温度管理が必須
  • 短頭種特有の呼吸器疾患や皮膚トラブルに注意が必要
  • 運動量は少なめでOK、激しい運動は避ける

フレンチブルドッグは、その愛嬌たっぷりの見た目と甘えん坊な性格で、一度飼うとハマってしまう「中毒性」のある犬種です。一方で、健康面での注意点が多く、「飼いやすい」とは言い切れない部分もあります。

でも、あの愛らしい表情で見つめられたら、もう虜になってしまうこと間違いなし。フレンチブルドッグとの暮らしを検討している方は、この記事を参考に、素敵な出会いを見つけてくださいね。

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