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ゴールデンレトリバーの性格・特徴・飼い方完全ガイド|優しい大型犬の魅力

優しい眼差しと輝く金色の被毛——ゴールデンレトリバーは、世界中で愛される「優しい巨人」です。

家庭犬としても盲導犬としても活躍し、その穏やかな性格と高い知能で、大型犬の中でもトップクラスの人気を誇ります。アメリカンケネルクラブ(AKC)では常に人気犬種ランキングのトップ5に入り続け、日本でも「大型犬といえばゴールデン」と言われるほど定着しています。

でも、ゴールデンレトリバーって実際どんな性格なの?大型犬だけど飼いやすいの?この記事では、ゴールデンレトリバーの特徴・性格・習性から、飼う前に知っておきたい注意点まで詳しく解説します。

ゴールデンレトリバーを飼いたい方も、ゴールデンレトリバーについてもっと知りたい方も、ぜひ参考にしてください。

目次

ゴールデンレトリバーってどんな犬?基本情報

ゴールデンレトリバーの起源は、19世紀のスコットランドです。当時の貴族、トゥイードマス卿が「美しく賢く、水陸両用で狩猟ができる理想の犬」を目指して交配を重ねた結果、誕生しました。

主にイエローリトリバーとトゥイード・ウォーター・スパニエル(現在は絶滅)を掛け合わせ、セッターやブラッドハウンドなどの血も加えて改良されました。「レトリバー」という名前は、撃ち落とされた水鳥を回収(retrieve)する能力に由来しています。

その優れた回収能力と温和な性格から、狩猟犬としてだけでなく家庭犬としても愛されるようになり、20世紀には世界中に広まりました。現在では家庭犬のみならず、盲導犬や介助犬、セラピードッグとしても幅広く活躍しています。

原産国イギリス(スコットランド)
体高オス:56〜61cm / メス:51〜56cm
体重オス:29〜34kg / メス:25〜29kg
平均寿命10〜12歳
被毛ダブルコート(長毛)
グループ第8グループ(鳥猟犬・レトリーバー)

補足

ゴールデンレトリバーには、アメリカンタイプとイングリッシュタイプの2つの系統があります。アメリカンタイプはややスリムで色が濃く、イングリッシュタイプはがっしりとした体格でクリーム色に近い毛色が特徴です。

ゴールデンレトリバーの外見的特徴

体型・サイズ

ゴールデンレトリバーは大型犬に分類され、体高51〜61cm、体重25〜34kgが標準です。オスの方がメスよりもひと回り大きくなる傾向があります。

体つきは筋肉質でがっしりとしており、バランスの取れた力強い体格が特徴。胸が深く、背中はまっすぐで、尾は水平かやや下向きに伸びています。優雅でありながら力強い動きができる、まさに「働く犬」としての理想的な体型を持っています。

毛色のバリエーション

ゴールデンレトリバーの最大の特徴といえば、その名の通り美しい「金色(ゴールド)」の被毛です。JKCやAKCでは、以下のような毛色が認められています。

  • ゴールド:標準的な金色。最も一般的な毛色
  • ライトゴールド:明るい金色で、やや黄色がかった印象
  • ダークゴールド:濃い金色。赤みがかった茶色に近い
  • クリーム:淡いクリーム色。イングリッシュタイプに多い

毛色の変化について

ゴールデンレトリバーの毛色は、成長とともに変化することがあります。子犬のときは明るい色でも、成犬になるにつれて濃くなったり、逆にシニア期には白髪が混じって淡い色になったりします。これは自然な現象です。

被毛の特徴

ゴールデンレトリバーの被毛は、水を弾く硬めの上毛(オーバーコート)と、保温性に優れた柔らかい下毛(アンダーコート)からなるダブルコートです。

被毛は長めで、首周り、胸、尾、足の後ろ側には特に長い飾り毛(フェザリング)があります。この美しい被毛が、優雅で気品ある印象を与えています。

もともと水猟犬だったため、被毛は水を弾きやすい構造になっています。ただし、ダブルコートのため抜け毛は多く、特に春と秋の換毛期には大量の毛が抜けるので、こまめなブラッシングが欠かせません。

顔立ち・表情

ゴールデンレトリバーの顔立ちは、優しさと知性を兼ね備えた表情が特徴です。濃い茶色の大きな瞳は、温和で友好的な印象を与えます。まるで笑っているかのような口元と、垂れ下がった耳が、親しみやすさを醸し出しています。

マズル(鼻先から口にかけて)はまっすぐで幅広く、鼻は黒色。頭部は広くて丸みがあり、バランスの取れた美しい顔立ちをしています。

ゴールデンレトリバーの性格・気質

優しく穏やかな「ジェントル・ジャイアント」

ゴールデンレトリバーの最大の魅力は、その温厚で優しい性格です。「ジェントル・ジャイアント(優しい巨人)」と呼ばれるほど、大型犬でありながら非常に穏やかな気質を持っています。

攻撃性がほとんどなく、子どもや他の動物に対しても友好的。家族に対する愛情は深く、常にそばにいたがる甘えん坊な一面もあります。番犬には向きませんが、家族の一員としては理想的なパートナーです。

非常に賢く、しつけがしやすい

ゴールデンレトリバーは、全犬種の中でもトップクラスの知能を持つ犬種です。心理学者スタンレー・コレン博士の研究では、犬種知能ランキング第4位にランクイン。新しいことを覚えるのが早く、複雑な指示も理解できます。

盲導犬や介助犬、災害救助犬として世界中で活躍しているのも、この高い知能と学習能力のおかげです。飼い主の言葉や感情を理解する能力にも優れており、人の気持ちに寄り添うことができる犬種として知られています。

活発で遊び好き、運動が大好き

穏やかな性格の一方で、ゴールデンレトリバーは非常に活発で運動が大好きな犬種でもあります。もともと狩猟犬として活躍していたため、体を動かすことに喜びを感じます。

ボール遊びやフリスビー、特に水遊びが大好き。泳ぐのが得意で、水辺で遊ぶことに大きな喜びを感じます。散歩だけでなく、一緒にアクティブに遊べる時間を作ってあげることが大切です。

人懐っこく社交的

ゴールデンレトリバーは非常に社交的で、人間が大好きな犬種です。家族はもちろん、見知らぬ人に対しても友好的に接します。ドッグランなどでも他の犬と仲良く遊べることが多く、社交性の高さが魅力です。

ただし、この人懐っこさは番犬としては不向きという側面も。知らない人でも尻尾を振って歓迎してしまうことが多いため、防犯目的での飼育には向いていません。

オスとメスの性格の違い

ゴールデンレトリバーは、オスとメスで若干の性格差があるといわれることがあります。ただし、個体差が大きいため、あくまで一般的な傾向として参考にしてください。

オスメス
体格やや大きく、筋肉質やや小さく、スリム
性格傾向より活発で遊び好き、やんちゃ比較的落ち着きがあり穏やか
甘え方ストレートに甘えてくるやや控えめで独立心もある
しつけやや集中力に欠けることも比較的集中しやすい

ポイント

性別による性格の違いよりも、その子の個性や育った環境、飼い主との関わり方のほうが性格形成に大きく影響します。実際に会って相性を確かめることが一番大切です。

ゴールデンレトリバー特有の習性・行動

「レトリーブ本能」が強い

ゴールデンレトリバーには、物を咥えて持ってくる「レトリーブ本能」が強く残っています。ボールや棒を投げると、喜んで取りに行って持ってくる行動は、この犬種の本能的な行動です。

新聞や靴下、おもちゃなど、何かを咥えて運んでくる姿をよく見かけます。この本能を活かして、ボール遊びやフリスビーなどの遊びを取り入れると、ゴールデンレトリバーは大喜びします。

水遊びが大好き

もともと水鳥の回収を行う水猟犬だったルーツがあるため、水遊びが大好きな子が多いです。川や海、プールなどで泳ぐのを好み、水辺では生き生きとした表情を見せます。

夏場の暑い時期には、水遊びをさせてあげると喜ぶだけでなく、体温調節にも役立ちます。ただし、水遊び後はしっかり乾かさないと皮膚病のリスクがあるので注意が必要です。

「口が柔らかい」特性

ゴールデンレトリバーは「ソフトマウス」と呼ばれる、噛む力を加減できる能力に優れています。これは、狩猟で撃ち落とした鳥を傷つけずに回収するために改良された特性です。

生卵を咥えても割らずに運べるほど繊細な口の使い方ができるため、子どもと遊ぶ際にも安心です。ただし、これは訓練された場合の話であり、すべてのゴールデンレトリバーが生まれつきこの能力を持っているわけではありません。

抜け毛が多い

ゴールデンレトリバーはダブルコートのため、年間を通して抜け毛があり、特に春と秋の換毛期には大量の毛が抜けます。毎日のブラッシングは欠かせず、部屋の掃除もこまめに行う必要があります。

抜け毛対策としては、週2〜3回以上のブラッシング、定期的なシャンプー、こまめな掃除機がけが効果的です。

ゴールデンレトリバーを飼う上での注意点

しつけのポイント

ゴールデンレトリバーは非常に賢いため、しつけはしやすい犬種といえます。ただし、子犬期はやんちゃで活発なため、早い段階から一貫したしつけを行うことが重要です。

  • 褒めて伸ばすポジティブトレーニングが効果的
  • 力が強いので、引っ張り癖をつけないリードトレーニングが必須
  • 社会化トレーニングで、さまざまな人や犬、環境に慣れさせる
  • 飛びつき癖をつけないよう、子犬のうちから注意
  • 家族全員でルールを統一し、一貫性を持たせる

運動量の目安

ゴールデンレトリバーは大型犬で運動が大好きなため、十分な運動が必要です。運動不足はストレスや肥満、問題行動の原因になります。

運動量の目安

1日2回、各30〜60分程度の散歩が理想的。さらに週末にはドッグランやアジリティ、水遊びなど、思い切り体を動かせる機会を作ってあげましょう。ボール遊びやフリスビーなどの遊びも効果的です。

お手入れのポイント

ゴールデンレトリバーの美しい被毛を保つためには、日々のお手入れが欠かせません。

  • ブラッシング:週2〜3回以上(換毛期は毎日)
  • シャンプー:月1〜2回程度
  • 耳掃除:垂れ耳のため週1回チェック
  • 爪切り:月1回程度
  • 歯磨き:できれば毎日、最低でも週2〜3回

垂れ耳で耳の中が蒸れやすいため、外耳炎になりやすい傾向があります。定期的に耳の中をチェックし、異臭や汚れがあれば動物病院で診てもらいましょう。

かかりやすい病気

ゴールデンレトリバーは以下の病気にかかりやすいといわれています。定期的な健康診断で早期発見・早期治療を心がけましょう。

  • 股関節形成不全:大型犬に多い遺伝性疾患。股関節の発育不全により歩行に支障が出る
  • 悪性腫瘍(がん):ゴールデンレトリバーは他犬種に比べて発症率が高い。定期検診が重要
  • 外耳炎:垂れ耳で耳の中が蒸れやすいため発症しやすい
  • アレルギー性皮膚炎:食物アレルギーや環境アレルギーによる皮膚炎
  • 心臓病:大型犬に多い。定期的な心臓検査が推奨される
  • 肥満:食欲旺盛で太りやすい。体重管理が重要

予防のポイント

適正体重の維持、適度な運動、バランスの取れた食事が病気予防の基本です。また、年1〜2回の定期健康診断を受け、早期発見に努めましょう。信頼できるブリーダーから迎える場合は、親犬の健康状態や遺伝性疾患の有無を確認することも大切です。

飼育環境と費用

ゴールデンレトリバーは大型犬なので、十分なスペースが必要です。マンションでも飼育可能ですが、広めの部屋と十分な運動が必要です。

初期費用の目安:

  • 犬の購入費:20万〜40万円
  • ケージ、食器、リードなど:3万〜5万円
  • ワクチン、健康診断:2万〜3万円

月々の費用の目安:

  • フード代:1万〜2万円
  • ペット保険:3,000〜5,000円
  • 医療費(予防接種など):月平均5,000円程度
  • トリミング・シャンプー:5,000〜10,000円(2ヶ月に1回程度)

ゴールデンレトリバーに関するよくある質問

初心者でも飼える?

ゴールデンレトリバーは賢くてしつけがしやすいため、初心者の方にも比較的飼いやすい犬種です。ただし、大型犬なので十分な運動と広いスペース、しっかりとしたしつけが必要です。時間と体力に余裕がある方に向いています。

マンションでも飼える?

飼えます。ただし、ペット可の物件であること、十分なスペースがあること、毎日しっかり散歩に連れて行けることが条件です。抜け毛が多いので、こまめな掃除が必要です。

抜け毛はどのくらい?

ゴールデンレトリバーはダブルコートで、抜け毛は非常に多いです。特に春と秋の換毛期には大量の毛が抜けます。毎日のブラッシングと掃除が必要です。

子どもがいる家庭でも大丈夫?

大丈夫です。ゴールデンレトリバーは非常に優しく、子どもとの相性も抜群です。ただし、大型犬なので力は強く、興奮して飛びついたり倒したりしないよう、きちんとしつけることが大切です。

留守番はできる?

できますが、長時間の留守番は苦手です。ゴールデンレトリバーは人と一緒にいることを好む犬種なので、長時間ひとりにするとストレスを感じることがあります。できるだけ一緒に過ごす時間を確保しましょう。

寿命はどのくらい?

平均寿命は10〜12歳です。大型犬の中では平均的な寿命ですが、適切な食事管理、運動、定期的な健康診断によって、より長く健康に過ごすことができます。

まとめ

ゴールデンレトリバーの特徴や性格、習性について詳しく紹介してきました。最後に、この記事のポイントをおさらいしましょう。

  • 全犬種中4位の知能を持つ非常に賢い犬種で、しつけがしやすい
  • 温厚で優しく、「ジェントル・ジャイアント」と呼ばれる穏やかな性格
  • 活発で運動が大好き。毎日十分な運動が必要
  • 人懐っこく社交的で、子どもや他の動物とも仲良くできる
  • ダブルコートで抜け毛が非常に多く、定期的なブラッシングが必須
  • 股関節形成不全や悪性腫瘍に注意が必要
  • 平均寿命は10〜12歳。適切なケアで長く健康に過ごせる

ゴールデンレトリバーは、優しく賢く、家族みんなに愛される素晴らしい犬種です。その輝く金色の被毛と温かな眼差し、人を癒す不思議な力——ゴールデンレトリバーとの暮らしは、きっとあなたの人生を豊かにしてくれるでしょう。

ゴールデンレトリバーとの暮らしを検討している方は、この記事を参考に、素敵な出会いを見つけてくださいね。

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