大きなウルウルの瞳に、りんごのような丸い頭——チワワは、「世界最小の犬種」として世界中で愛される人気犬種です。
日本でも長年にわたり人気犬種ランキングの上位をキープしており、トイプードルに次ぐ人気を誇ります。小さな体で飼いやすそうに見えますが、実は見た目とは裏腹に勇敢で気の強い一面も持ち合わせています。
でも、チワワって実際どんな性格なの?飼いやすいの?この記事では、チワワの特徴・性格・習性から、飼う前に知っておきたい注意点まで詳しく解説します。
チワワを飼いたい方も、チワワについてもっと知りたい方も、ぜひ参考にしてください。
チワワってどんな犬?基本情報
チワワの祖先は、9世紀頃のメキシコに存在した「テチチ」という小型犬だと言われています。1850年頃にメキシコのチワワ州で発見されたことが名前の由来です。古代マヤ文明やアステカ文明の時代から人々と共に暮らしてきた、非常に歴史の古い犬種なんですよ。
| 原産国 | メキシコ |
| 体高 | 12〜20cm |
| 体重 | 1.5〜3kg(理想体重:1.5〜2.5kg) |
| 平均寿命 | 14〜18歳 |
| 被毛 | ダブルコート(ロングコート/スムースコート) |
| グループ | 9G:愛玩犬 |
チワワの外見的特徴
体型・サイズ
チワワは「世界最小の犬種」として知られており、体高は12〜20cm、体重は1.5〜3kg程度です。手足は細いものの、胴体と頭蓋骨はしっかりとしています。
実はチワワには3つの体型タイプがあります。
- ドワーフ:手足が短くコロコロした体型。ぬいぐるみのような見た目で最も人気
- スクエア:胴体と手足のバランスが良い中間タイプ。最も多い体型
- ハイオン:手足が長くスリムな印象。すっきりとした見た目
被毛タイプ
チワワの被毛は、「スムースコート(短毛)」と「ロングコート(長毛)」の2種類があります。
スムースコートは光沢のある滑らかな短い毛が特徴で、お手入れが比較的簡単です。一方、ロングコートは耳や胸元、しっぽに飾り毛があり、華やかな印象を与えます。日本ではロングコートの人気が高いですが、アメリカではスムースコートが主流だそうです。
どちらのタイプもダブルコートが多く、春と秋の換毛期には抜け毛が増えます。
毛色のバリエーション
チワワは毛色のバリエーションが非常に豊富で、マール(大理石模様)以外のほぼすべての毛色が認められています。
- ブラックタン:黒をベースに目の上や口周りに黄褐色の模様。「まろ眉」が可愛いと大人気
- クリーム:優しい黄淡色の単色。大きな瞳が際立つ
- チョコタン:チョコレートブラウンにタン模様。優しい雰囲気
- ブラック&ホワイト:白と黒の2色。個体によって模様が異なる
- フォーン:ゴールドに近い薄茶色。成長とともに色が変化することも
- レッド:赤茶色。オレンジに近い色からクリームに近い色まで幅広い

毛色によって性格の違いはないと言われています。お気に入りの毛色を見つけてくださいね。
顔立ち・表情
チワワの最大の魅力は、なんといっても「アップルヘッド」と呼ばれるりんごのような丸い頭と、大きくてウルウルした瞳。この愛らしい顔立ちに一目惚れする人が後を絶ちません。
三角形の大きな立ち耳もチワワの特徴で、感情によってピンと立てたり、後ろに倒したりと表情豊かです。
チワワの性格・気質
飼い主への深い愛情と忠誠心
チワワは飼い主に対して非常に深い愛情と忠誠心を持つ犬種です。心を許した相手にはべったりと甘え、常に一緒にいたがる甘えん坊な一面があります。
その愛情深さから「飼い主を守ろう」という意識が強く、見知らぬ人や他の犬に対して警戒することも。古くからメキシコで番犬として活躍してきた歴史があるんですよ。
小さな体に秘めた勇敢さ
世界最小の犬種でありながら、チワワは非常に勇敢な性格をしています。自分より何倍も大きな犬に対しても果敢に立ち向かうことがあるほど。この「小さな体に大きな心」というギャップも、チワワの魅力のひとつです。
ただし、この勇敢さが裏目に出て、大型犬に向かっていってケガをしてしまうこともあるので注意が必要です。
好奇心旺盛で活発
見た目は小さくて繊細そうですが、チワワは好奇心旺盛でとても活発な犬種です。新しいものや場所に興味津々で、室内外問わず動き回ります。
また、知能が高く学習能力に優れているため、基本的なしつけはスムーズに覚えてくれます。ただし、賢いがゆえに頑固な一面もあり、一貫したしつけが大切です。
オスとメスの性格の違い
チワワは性別によって性格の傾向が異なると言われています。もちろん個体差はありますが、参考にしてみてください。
| オス | メス | |
|---|---|---|
| 性格傾向 | やんちゃで活発、甘えん坊 | 穏やかで落ち着いている |
| 縄張り意識 | 強い(マーキングも多い) | 比較的弱い |
| 飼い主との関係 | 積極的に愛情表現 | 従順で献身的 |
| 注意点 | リーダー意識が強く出ることも | ヒート期間中は警戒心が強まる |
個体差が大きいので、実際に会って相性を確かめるのが一番です。ブリーダーさんやペットショップで性格について聞いてみましょう。
チワワ特有の習性・行動
よく吠える番犬気質
チワワといえば「よく吠える」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。これは、古くから番犬として活躍してきた歴史に由来します。
飼い主を守ろうとする忠誠心の強さ、警戒心の高さ、そして小さな体ゆえの恐怖心が合わさって、さまざまな場面で吠えてしまうことがあります。来客時やインターホンが鳴ったとき、散歩中に他の犬と出会ったときなどに吠えやすい傾向があります。
無駄吠えを減らすには、子犬のうちからの社会化トレーニングが大切です。
プルプル震える習性
「チワワ=プルプル震える」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。実際、チワワは他の犬種と比べて震えやすい傾向があります。
震える原因はさまざまで、寒さ、興奮、緊張、恐怖、ストレスなどが考えられます。メキシコ原産で体が小さいため寒さに弱く、気温が下がると震えやすくなります。冬場は防寒対策をしっかりしてあげましょう。

飼い主にべったりな甘えん坊
チワワは飼い主のそばにいることが大好きで、膝の上や腕の中に収まりたがります。抱っこ犬のイメージがありますが、それだけ飼い主への愛情が深い証拠です。
ただし、あまりに依存心が強くなると分離不安を起こすこともあります。留守番中に吠え続けたり、問題行動を起こしたりする場合は、少しずつ一人でいる時間に慣れさせる練習が必要です。
チワワを飼う上での注意点
しつけのポイント
チワワは賢くて学習能力が高いため、しつけ自体は難しくありません。ただし、体が小さくて臆病な性格なので、大声で叱ったり、暴力的なしつけは絶対にNGです。
悪いことをしたときは「ダメ」と短くわかりやすい言葉で伝え、良いことをしたときは思いきり褒めてあげましょう。チワワは褒めて伸びるタイプです。
また、可愛さのあまり甘やかしすぎると、ワガママに育って吠え癖や噛み癖が出てしまうことも。飼い主がリーダーであることをしっかり認識させ、メリハリのあるしつけを心がけましょう。
運動量の目安
体が小さいため、それほど多くの運動量は必要としません。ただし、室内で遊ばせるだけでは不十分です。
1日2回、各15〜20分程度の散歩が理想的。外の刺激を受けることで社会化も身につきます。
夏場は暑い時間帯を避け、冬場はしっかり防寒対策をしてから散歩に出かけましょう。骨が細いため、激しい運動や高い場所からのジャンプは骨折のリスクがあるので注意が必要です。
寒さ対策は必須
メキシコ原産のチワワは寒さにとても弱い犬種です。冬場は室温を20〜25℃前後に保ち、毛布や犬用の服、ペット用ヒーターなどで防寒対策をしてあげましょう。
散歩のときも洋服を着せてあげると安心です。ただし、暖房器具を使う際はやけどに注意してください。
かかりやすい病気
チワワは以下の病気にかかりやすいと言われています。定期的な健康診断をおすすめします。
- 膝蓋骨脱臼(パテラ):膝のお皿がずれる病気。小型犬に多く、スキップのような歩き方が見られたら要注意
- 水頭症:脳脊髄液が溜まり脳を圧迫する病気。先天性が多く、痙攣や行動異常などの症状
- 気管虚脱:気管が潰れて呼吸困難になる病気。「ガーガー」という咳が特徴
- 僧帽弁閉鎖不全症:心臓の弁がうまく閉じなくなる病気。6歳以上の中高齢で発症しやすい
- 低血糖症:血糖値が急激に下がる病気。特に子犬期は要注意
- 角膜炎:目が大きいため外傷を受けやすく、目の病気にかかりやすい
チワワに関するよくある質問
- 初心者でも飼える?
-
運動量が少なく室内で飼いやすいため、初心者にも人気の犬種です。ただし、警戒心が強く吠えやすい性格の子も多いので、しつけの知識は必要です。骨が細くケガをしやすい点、寒さに弱い点も理解した上でお迎えしましょう。
- マンションでも飼える?
-
体が小さく運動量も少ないため、マンションでの飼育に向いています。ただし、吠え癖がつくと近隣トラブルになることも。子犬のうちからしっかりしつけをして、無駄吠えを防ぐことが大切です。
- 抜け毛はどのくらい?
-
日本のチワワはほとんどがダブルコートのため、春と秋の換毛期には抜け毛が増えます。スムースコートでもロングコートでも抜け毛はあるので、こまめなブラッシングが必要です。ロングコートの方がお手入れに時間がかかります。
- 子どもがいる家庭でも大丈夫?
-
飼えますが、注意が必要です。チワワは体が小さく骨が細いため、小さなお子さんが誤って踏んだり、落としたりすると骨折の危険があります。また、警戒心から噛みつくこともあるので、お子さんにはチワワとの正しい接し方を教えてあげましょう。
- 他の犬と一緒に飼える?
-
社会化がしっかりできていれば、多頭飼いも可能です。ただし、チワワは勇敢な性格ゆえに、大型犬に立ち向かっていくこともあります。体格差によるケガを防ぐため、相性を確認しながら慎重に進めましょう。
まとめ
チワワの特徴や性格、習性について詳しく紹介してきました。最後に、この記事のポイントをおさらいしましょう。
- 世界最小の犬種で、体高12〜20cm、体重1.5〜3kg程度
- 飼い主への愛情が深く、忠誠心が高い甘えん坊
- 小さな体に反して勇敢で、警戒心が強く吠えやすい傾向がある
- 賢くて学習能力が高いが、甘やかしすぎるとワガママになることも
- 寒さに弱いため、冬場の防寒対策は必須
- 骨が細いため、高所からのジャンプや激しい運動には注意
チワワは小さくて可愛らしいだけでなく、飼い主への深い愛情と勇敢な心を持った魅力的な犬種です。しつけや健康管理に気を配れば、きっと最高のパートナーになってくれるでしょう。
チワワとの暮らしを検討している方は、この記事を参考に、素敵な出会いを見つけてくださいね。

コメント