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コーギーの特徴・性格・習性まとめ|飼う前に知っておきたい魅力と注意点

短い足にぷりっとした大きなおしり、ピンと立った大きな耳にいつも笑顔のような表情——コーギーは、イギリス王室にも愛され、世界中で人気の犬種です。

JKC(ジャパンケネルクラブ)の犬種別登録頭数では、2023年に14位にランクイン。日本では1998年頃の「午後の紅茶」CMで一躍有名になり、今でも根強い人気を誇っています。

でも、コーギーって実際どんな性格なの?飼いやすいの?この記事では、コーギーの特徴・性格・習性から、飼う前に知っておきたい注意点まで詳しく解説します。

コーギーを飼いたい方も、コーギーについてもっと知りたい方も、ぜひ参考にしてください。

目次

コーギーってどんな犬?基本情報

コーギーの正式名称は「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」。イギリス・ウェールズ地方原産で、昼は牧羊犬として牛や羊を追い、夜は番犬として活躍してきた歴史を持ちます。12世紀にはヘンリー2世が飼育を始め、近代ではエリザベス女王が生涯を通じてコーギーを愛したことでも知られています。

原産国イギリス(ウェールズ地方)
体高オス・メスともに25〜30cm
体重オス:10〜12kg / メス:9〜11kg
平均寿命12〜14歳
被毛ダブルコート(密生した下毛と硬めの上毛)
グループJKC 第1グループ(牧羊犬・牧畜犬)
補足

実はコーギーには「ペンブローク」と「カーディガン」の2種類がいます。日本で一般的に「コーギー」と呼ばれるのはペンブロークで、しっぽが短い(または断尾されている)のが特徴です。カーディガンはしっぽが長く、体格もやや大きめです。

コーギーの外見的特徴

体型・サイズ

コーギーといえば、なんといっても「短足胴長」のシルエットが最大の魅力。太くがっしりした足と長い胴体は、牧羊犬として牛のかかとを噛みながら走り回っていた名残と言われています。低重心で安定感があり、見た目以上にパワフルな体つきをしています。

中型犬に分類されますが、体高が低いため小型犬と間違われることも。実際には筋肉質でずっしりとした体重があり、抱っこすると「思ったより重い!」と驚く方も多いですよ。

毛色のバリエーション

コーギーの公認毛色は4種類。どの毛色でも、足・胸・首元に白い模様(ブレーズ)が入ることが多いのが特徴です。

  • レッド:もっとも一般的な毛色。赤茶色をベースに白い模様が入る
  • セーブル:レッドの毛先に黒が混じった毛色。シェーディングがおしゃれ
  • フォーン:レッドより薄めの、黄味がかったベージュ系
  • ブラック&タン:黒ベースに、眉毛・マズル・胸などに茶色の斑点が入る

顔立ち・表情

キツネに似たシュッとしたマズルと、ピンと立った大きな三角耳がコーギーのトレードマーク。口角が上がったような顔つきは「コーギースマイル」と呼ばれ、いつも笑顔に見える愛らしい表情が多くの人を虜にしています。

つぶらな瞳で飼い主を見つめる姿は、まるで「遊んで!」とおねだりしているよう。喜怒哀楽がはっきりしていて、表情豊かなところも魅力のひとつです。

しっぽと「コギケツ」

SNSでも話題の「コギケツ」——コーギーの大きくてぷりぷりしたおしりは、愛好家の間で大人気。「後ろ姿が食パンみたい」なんて言われることも。

かつては牧場での作業中に牛に踏まれるリスクを減らすため断尾が一般的でしたが、近年は動物福祉の観点から断尾しないブリーダーも増えています。ふさふさの長いしっぽを持つコーギーも見かけるようになりました。

コーギーの性格・気質

活発で好奇心旺盛

牧羊犬として一日中走り回っていたコーギーは、とにかくエネルギッシュ。散歩や遊びが大好きで、新しい場所やおもちゃにも目を輝かせます。じっとしているのは苦手で、「今日は何して遊ぶ?」と常にワクワクしているようなタイプです。

アウトドアやドッグスポーツとの相性も抜群。アジリティやフリスビーなど、飼い主と一緒に体を動かす遊びを取り入れると、コーギーも大満足してくれますよ。

賢く学習能力が高い

コーギーは非常に知能が高く、飼い主の指示をすぐに理解します。牧羊犬として人間のリーダーに従い、状況を判断しながら仕事をこなしてきた歴史があるため、しつけの飲み込みも早いです。

ただし、賢いがゆえに「この人の言うことは聞かなくていい」と判断されてしまうことも。飼い主がしっかりリーダーシップを取らないと、自分で考えて行動する「頑固な子」になってしまうかもしれません。

飼い主に忠実で愛情深い

コーギーは飼い主への愛情が深く、家族のそばにいることを好みます。甘えん坊な一面もあり、「構ってほしい」とアピールしてくることも多いでしょう。

その反面、飼い主以外には警戒心を見せることも。番犬気質があり、家族を守ろうとする勇敢さも持ち合わせています。

社交的だけど自己主張も強い

多くのコーギーは明るくフレンドリーで、初対面の人にも親しみやすく接します。人懐っこい性格で、他の犬と遊ぶのも好きです。

一方で、自立心が強く自己主張をはっきりする一面も。これは牧羊犬として自分で判断して行動してきた歴史が関係しています。時に「頑固」と感じることもあるかもしれませんが、それもコーギーの個性のひとつです。

オスとメスの性格の違い

コーギーは性別によっても性格に違いが見られることがあります。もちろん個体差が大きいですが、一般的な傾向として以下のような違いがあると言われています。

オスメス
体格やや大きめでがっしりやや小柄でスリム
性格傾向フレンドリーで甘えん坊、やんちゃ落ち着いていてマイペース
しつけ興奮すると制御しにくいことも比較的入りやすい傾向
縄張り意識やや強めオスより控えめ
ポイント

性格は個体差が大きく、育て方や環境によっても変わります。「オスだから」「メスだから」と決めつけず、実際に会って相性を確かめるのが一番ですよ。

コーギー特有の習性・行動

「ヒールニップ」——かかとを噛む習性

コーギーには、歩いている人や動物の足やかかとを噛もうとする習性があります。これは「ヒールニップ」と呼ばれ、かつて牛や羊のかかとを噛んで誘導していた牧羊犬時代の名残です。

悪気があるわけではありませんが、小さなお子さんがいる家庭では注意が必要。子犬のうちからしっかりトレーニングすることで、この習性を抑えることができます。

吠えて知らせる番犬気質

牧羊犬として家畜の異変を吠えて知らせていたコーギーは、縄張り意識が強く、見知らぬ人や物音に敏感に反応します。インターホンが鳴るたびに吠える、来客に向かって吠える、といった行動が見られることも。

番犬としては頼もしいですが、集合住宅では騒音トラブルにつながる可能性も。子犬のうちから社会化トレーニングを行い、「吠えなくても大丈夫」と学ばせることが大切です。

換毛期の抜け毛がすごい!

コーギーはダブルコートで被毛が密生しているため、抜け毛がかなり多い犬種です。特に春と秋の換毛期には驚くほど毛が抜け、「コーギーをもう1匹作れるんじゃないか」と言われるほど。

毎日のブラッシングはもちろん、掃除機をこまめにかける覚悟が必要です。抜け毛対策として、こまめなシャンプーやアンダーコート除去ブラシの活用がおすすめですよ。

食いしん坊で太りやすい

コーギーは食欲旺盛で、ごはんやおやつへの執着が強い子が多いです。「もっとちょうだい!」とおねだりする姿は可愛いですが、与えすぎには要注意。

胴長の体型に加えて肥満になると、腰への負担が増大し、椎間板ヘルニアなどのリスクが高まります。適正量を守り、おやつも含めたカロリー管理が重要です。

コーギーを飼う上での注意点

しつけのポイント

コーギーは賢い犬種ですが、だからこそしつけには一貫性が求められます。「今日はいいけど明日はダメ」というブレた対応では、コーギーは混乱して自分で判断するようになってしまいます。

子犬のうちから「待て」「おすわり」などの基本トレーニングを始め、飼い主がリーダーだと認識させましょう。褒めて伸ばすしつけが効果的で、成功したらたくさん褒めてあげてくださいね。

  • 一貫したルールで接する
  • 褒めてモチベーションを高める
  • 子犬期からの社会化トレーニングを重視
  • 噛み癖・吠え癖は早めに対処

運動量の目安

牧羊犬ルーツのコーギーは、かなりの運動量を必要とします。運動不足はストレスの原因になり、無駄吠えや破壊行動につながることも。

運動量の目安

1日2回、各30分〜1時間程度の散歩が理想的。週末にはドッグランで思いきり走らせてあげると、ストレス発散になります。

ただし、コーギーは暑さに弱いため、夏場は早朝や夕方以降の涼しい時間帯に散歩するなど工夫が必要です。

お手入れのポイント

ダブルコートのコーギーは、毎日のブラッシングが欠かせません。特に換毛期は入念にアンダーコートを取り除いてあげましょう。

また、足が短く地面に近いため、雨の日の散歩後はお腹まわりの汚れをしっかり拭いてあげることも大切です。月1〜2回のシャンプーで清潔を保ちましょう。

かかりやすい病気

コーギーは胴長短足の体型や遺伝的要因により、いくつかの病気にかかりやすいと言われています。以下の病気について知っておき、定期的な健康診断で早期発見に努めましょう。

  • 椎間板ヘルニア:胴長の体型から背骨に負担がかかりやすい。肥満や激しい運動は要注意
  • 変性性脊髄症(DM):コーギーに多い進行性の神経疾患。10歳頃から発症しやすく、後ろ足のふらつきから始まる
  • 股関節形成不全:生まれつき股関節が不安定で、歩行異常が見られることがある
  • 皮膚疾患:アレルギー性皮膚炎や脂漏症など。被毛のお手入れで予防
変性性脊髄症について

変性性脊髄症(DM)は、コーギーで特に報告の多い病気です。痛みを伴わずにゆっくり進行するため、気づかないうちに症状が進んでいることも。歩き方に異変を感じたら、早めに動物病院を受診しましょう。遺伝子検査で発症リスクを調べることもできます。

コーギーに関するよくある質問

初心者でも飼える?

コーギーは賢くしつけの飲み込みも早いですが、運動量が多く、噛み癖・吠え癖が出やすい面もあります。犬の飼育経験があり、毎日しっかり散歩時間が取れる方に向いています。全くの初心者には、事前にしつけ教室やトレーナーのサポートを検討することをおすすめします。

マンションでも飼える?

ペット可物件であれば飼育は可能ですが、吠え声が大きいため騒音対策が必要です。また、中型犬サイズのため、規約で飼育不可の場合も。散歩時間を十分に確保し、室内での運動スペースも工夫しましょう。

抜け毛はどのくらい?

コーギーの抜け毛はかなり多いです。換毛期(春・秋)は特に大量に抜けるので、毎日のブラッシングと掃除機がけが必須。抜け毛が苦手な方には正直向いていないかもしれません。服や家具にも毛がつきやすいので、粘着ローラーは必需品になりますよ。

子どもがいる家庭でも大丈夫?

基本的には家族思いで子どもとも仲良くできますが、ヒールニップ(かかとを噛む習性)には注意が必要です。小さなお子さんの足を噛んでしまうことがあるため、子犬のうちからしっかりトレーニングし、お子さんにも犬との接し方を教えてあげてください。

他の犬や猫と一緒に飼える?

社交的な性格なので、他の犬との多頭飼いは比較的うまくいきやすいです。ただし、牧羊犬の習性から他の動物を追いかけることがあるため、猫や小動物との同居は慎重に。先住ペットとの相性を見ながら、ゆっくり慣らしていくことが大切です。

まとめ

コーギーの特徴や性格、習性について詳しく紹介してきました。最後に、この記事のポイントをおさらいしましょう。

  • 短足胴長・大きな耳・コーギースマイルが魅力の中型犬
  • 活発で好奇心旺盛、賢く飼い主に忠実な性格
  • 牧羊犬由来の噛み癖・吠え癖には早めのしつけが重要
  • 運動量が多く、1日2回・各30分以上の散歩が必要
  • ダブルコートで抜け毛が多く、毎日のブラッシングが必須
  • 椎間板ヘルニアや変性性脊髄症など、かかりやすい病気に注意

コーギーは、しっかりしつけをすれば最高のパートナーになってくれる犬種です。その愛らしい見た目と、飼い主を見つめるキラキラした瞳、元気いっぱいに走り回る姿は、毎日の生活に笑顔と活力を与えてくれるでしょう。

コーギーとの暮らしを検討している方は、この記事を参考に、素敵な出会いを見つけてくださいね。

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