この記事の要点
しょぼしょぼ・閉眼は痛みのサインとして扱い、乾燥だけと決めず当日相談します。
- 左右差、濁り、充血、涙・目やに、瞳孔、外傷を同じ明るさで記録する
- 眼球をこすらせず、人用点眼薬や残りの薬を入れない
- 眼球突出・深い傷・急な視覚異常は直ちに救急へ連絡する
この記事は公開情報をもとにWANLABが編集した一般情報です。健康や行動に関する判断は、必要に応じて獣医師や専門家へご相談ください。
散歩から戻ると、片目だけ細く閉じ、前足で顔をこすろうとしている。ゴミや乾燥に見えても、まず痛い目として扱います。
しょぼしょぼは原因名ではありません。しかし、家庭で見分けられない複数の痛い病気に共通するため、原因当てより診察までの時間が大切です。
まぶたを閉じるのは、眼表面を守る反応
角膜は透明な眼表面で、傷や潰瘍ができると強い痛みを生じます。犬は光やまばたきの刺激を減らすため、目を細め、閉じ、前足や床へこすろうとします。
同じしょぼつきは、涙量不足、眼内の炎症、眼圧上昇でも起こります。見た目が軽くても、角膜や視機能への影響まで軽いとは限りません。
角膜の浅い傷は肉眼で見えないことがあり、フルオレセイン染色で確認します。涙量測定、眼圧測定、眼内の観察を組み合わせて、表面の傷・乾燥・炎症・緑内障を分けます。
涙の量や目やにの色だけでは原因を決められません。ステロイドを含む残薬は角膜潰瘍があると不適切な場合があり、以前と同じ症状に見えても再使用できません。

触らずに6点を記録する
- 開き方:片目か両目か、閉じたままか
- 透明感:白・青い濁り、表面の傷、異物が見えるか
- 白目と瞳孔:充血、左右の瞳孔差、急な眼球の大きさの変化
- 分泌:透明・黄緑・血、量と始まった時刻
- 行動:こする、光を避ける、物へぶつかる
- きっかけ:草むら、けんか、シャンプー、強い風、外傷
フラッシュを眼へ向けず、痛みを再現するためにまぶたを開きません。見える異物も抜かず、写真を添えて病院へ連絡します。
洗う・点眼する前に、角膜傷を除外する
人用充血除去薬、以前処方された抗菌薬やステロイド、自己流の洗浄液を入れません。成分と原因の組み合わせによっては傷の治癒を妨げます。
化学物質が明らかに入った場合の洗浄は別の救急対応です。製品名を確認し、病院や中毒相談の指示に従ってください。
当日相談と直ちに救急を分ける
しょぼつき、閉眼、急な涙、充血、濁り、こする動作は当日中に相談します。急な強い痛みと散瞳、眼球の突出、深い外傷、見えていない様子は時間を置きません。
救急の目安:眼球が突出した、深い傷や刺さった異物がある、急に見えていない、強い痛みと濁り・散瞳がある場合は、眼球を押さえず点眼せず直ちに動物病院へ連絡してください。
よくある質問
- 少し休んで目が開けば受診しなくてよいですか?
-
一時的に開いても角膜傷や眼内炎症は否定できません。初めての片目のしょぼつき、再発、濁りや充血を伴う場合は当日相談します。
- 目やにが透明なら軽いですか?
-
透明な涙でも角膜痛で増えることがあります。色より、閉眼・痛み・濁り・左右差を優先して見ます。
参考情報
- VCA Animal Hospitals:犬の角膜潰瘍
- MSD Veterinary Manual:犬の緑内障
- VCA Urgent Care:目の異常の受診目安
- American College of Veterinary Ophthalmologists:角膜潰瘍
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